布との縁

2016-08-03

新作タペストリーのデザインと製図が完成しました。頭の中では構想を練っていましたが、なかなか落ち着かない日々を過ごしていたので、デザインを始めるのが遅れていました。
来年秋の美山かやぶき美術館の個展のメイン作品出来上がりの予定寸法は 220cm×175cmこれから1年かけて縫っていきます。

製図完成の翌日、本当に驚くご縁で素敵な布達がやって来てくれました。
c0352397_22121704.jpegなんと美しいグラデーション!!c0352397_22140143.jpeg
今回頂いた布は、全て使える(使いたい)私好みの布ばかりでした。それに、これから縫おうとしている作品にぴったりの布ばかり。
一緒に荷物をほどいた方と、「わー!すごい!すごい!」と声をあげて感激しました。本当に素敵なパレットです。続いて製図完成の2日後、こちらが届きました。
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これは、6月の宇治の百合庵の 作品展にお越し下さり知り合った方が染められた、草木染めの布です。作品に使ってと、わざわざ送って下さいました。美山の四季を表現するのに使いやすいものばかり!美しく染められたいろんな色の布を見ていると、季節の情景が思い浮かびます。

いつもの事なのですが、大作タペストリーを縫う前には、自然と布が集まって来てくれます。今回も製図が完成したとたん、驚くタイミングで、次つぎと布が届きました。
いろんな出逢いの点が線となり、目に見えない大きな力が「がんばりなさい!」と応援してくれている様に感じます。布を下さった方、周りの方々に感謝して、よい作品を縫いたいと思います。
今回の作品の制作進捗状況は公開致しません。静かに静かに、、、縫いたいと思っています。ブログ更新も少なくなりますが、どうか完成を応援し、出来上がりを楽しみにお待ちください。