
 朗読作品の中で、私が特に好きで、選んで読んでいる作家は、新美南吉です。
 新美南吉の作品の中で、特に有名で皆さんご存じなのは
 「ごん狐」 「手袋を買いに」 ではないでしょうか?
 新美さんの作品は、とても情愛があり情景描写も素晴らしく、他者との心の触れ合いを求める、悲しくなるほど切なる願いを感じられる所がとても好きです。
 新美南吉さんは昭和18年にわずか29歳の若さで亡くなられました。
 その死の3か月前に書かれた 「狐」 という作品を私は一番好きです。
 昨日入院中の母が具合が悪く、付き添いに行きました。
 目をあけるのも、話すのも、しんどそうなので、母も好きな 「狐」 を枕元で読んで聞かせました。
 「狐」 是非一度読んでみて下さい。
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