作品が素敵な未来を引き寄せてくれました

2019-09-30

京都の手芸家、キルト作家 Sayoko のブログにお越し頂きありがとうございます。

 

制作中のタペストリーは、来年の秋に開催予定の20周年展の為の作品ですので、まだまだ時間があるからゆっくり縫っていたのですが、9月に、あるTVの取材依頼を受けました。

9月21日の弘法さんの日には、弘法市でのお買い物シーンのロケがあったのでした。

 

そして今週末に、町家キルト工房にて2回目のロケがあり、制作風景の撮影をするという事で、今縫っている作品のキルティング作業を撮って頂く事にしました。

しつけは年末位に出来たらいいな、、、と思っていたのですが、9月に入ってこのような急展開があり、制作のスピードを上げて、先週末にトップ完成、土日の2日かけて、しつけまで完了させました(≧▽≦)

 

TV番組の内容の事は、まだ公開できないので、2回目の取材ロケの後、編集が終わって放送確定した頃に、詳しく報告させていただきますね。

 

トップ完成まで、ここ数日は1日8時間以上、縫い続けていました(笑)
それだけ縫っても、肩こり、腱鞘炎など全くないという、恵まれた体です♪

裏側は縫い代の山!!

 

 

 

1巡目は床(畳)の上に広げ、トントン叩き込みながらしつけをかけていきます。
トップ・キルト芯・裏布の3層の空気を抜くような感じで、ビシッと仕上げます。

 

2巡目は机の上で、更に細かくしつけをしていきます。

 

ガスしつけ糸は2枚使用しました。
しつけに2日かかりました。

トップ・キルト芯・裏布の3枚が吸い付くように、歪みやたるみは一切なく、ビシッと、しつけがかけられました!

これで一安心です。
大きな山を越えました。

 

今回の作品はデザインが変っていて、町家キルトと古木を表現していて、私の20年間でデザインしてきた町家キルトのパターン9作品が古木の周りにちりばめられています。

これから数か月かけてキルティングしていきますが、キルティングが全て終わった段階で、木の葉っぱをアップリケ(又は刺繍かどちらか)をして、今少し見えている緑の部分を埋め尽くすという、途方もない作業が待っています。

 

途方もない。。。と書きましたが、その途方もない縫いが、私にとっては楽しみでなりません。

 

この作品がまた、私に素敵な未来を引き寄せてくれました。
タペストリーの制作中にロケが入るというチャンスは、なかなかない事なので、今回の取材依頼のタイミングは本当に嬉しいです。

東寺の弘法市でのロケや、町家キルト工房でのロケの内容は、また後日報告させていただきますので、しばらくお待ちくださいね♪♪