京都の手芸家 サヨコ のブログにお越しいただきありがとうございます。
今年もあと2週間となりました。
大掃除などという大げさなことはしませんが、各部屋の整理整頓をして要らないものを処分しています。
私はもともと、あまり物を持たないタイプで、部屋に物を飾ったりという事もあまりしません。
着なくなった服、使わない鞄、昔の思い出雑貨などは、ほとんど処分しています。
若い頃から嫌なことがあったり気分が落ち着かない時の気分転換は、部屋の整理をして要らないものを捨てることでした。
今日は今年最後の、雑ゴミ回収の日でした。
新聞、紙類など沢山のゴミを捨ててスッキリしました。
無料でゴミを持って行ってくださるなんて、本当に感謝です。
何年も使わず今後も使わないモノが部屋や箪笥を占領しているなんて、私には考えられないのです。
「もったいなくて捨てられない…」という気持ちも良く分かりますが、要らないモノが大切な自分の空間を占領していること自体がもったいないと思うのです。
家も部屋も箪笥も、隙間を作って空気の通りを良くして、新鮮なモノがいつでも入ってこられるように準備しておきたいなと思うのです。
私は捨てられるはずの古布で作品を制作していますが、その布も私が「この布を使いたい!」という物しか集めていません。
そして集めた布は、整理整頓してその布たちを大切に収納しています。
それでも数年保存していて「これは使わないな」と思うときが来たら、その布に感謝してあっさり捨てます。
1作に数百種類の布を使いこなしますが、それはこのように整理整頓しているから出来ることなんです。
何でもかんでも箪笥に詰め込んで、布を集めることばかりに意識を傾けると「自分のやりたいこと」が分からなくなってしまいます。
布や糸くずで散らかった雑多な部屋では、美しいものは創れません。
古い家や思い出を大切にする…という想いで創作活動を始めたのですが、【本当に大切なものは何か】という根本を見つめて活動する中で自分の身の周りがどんどんと整理出来るようになりました。
「捨てられない」という方は、少しづつでもいいので、毎週のゴミ回収の日に捨てる努力をしてみてください。
捨てた後の爽快感や、ゴミが無くなった後の空間の大切さが分かってきますから♪