
 私は美術を専門に勉強したことがないので、絵として風景を描くことは出来ません。
 私は風景や建物を「縫える・縫えない・縫いたい」という感覚で見てしまいます。
 縫いたいと思える風景や建物に出合うと、自然とデザインと製図が頭の中にクルクル浮かぶのです。
 ホームページのトップに使った作品は「清水寺」。
 子安の塔から清水寺全景を眺めた時「これは縫える!縫いたい!」と感じました。
 縫いたい景色に出合うとワクワクします。
 縫う作品を決めたら簡単なデザイン画を描き、そのデザインを縫うとしたらどのくらいの寸法が必要か計算します。実物大のデザイン画を描き、方眼紙に製図を描きます。製図を描く時点で縫製順序を考え、「縫える製図」を完成しなければなりません。
 製図には着色せず、頭の中で色付けしたものを想像しながら、手持ちの布を合わせながら縫っていきます。
 写真は「清水寺」に使った布見本です。布は132種類使用しました。
 このように使った写真や布は見本として残して、資料として保存しています。
BLOG