作ると創るの違い

2022-01-26

京都の手芸家 サヨコ のブログにお越しいただきありがとうございます。

 

制作中の桜並木も、いよいよ最終工程まで来ました。
現在は土手にかかる桜の枝の花を刺繍しているところです。

この作品を制作開始したのは、昨年2021年5月くらいからです。

 

インスタグラム#桜並木を縫う といういうタグ付けをして投稿しています。
画像が残されていますのでご覧ください。

初代の桜並木(↓下の写真上段)より、格段に表現が深くなりました。

 

 

2012年に初めて桜並木を制作し、続けて「木と月」シリーズを縫いながら、その後それら初代作品をお手本として背割桜四季4連作(写真中・下段)を順番に縫い上げ、今の作品へと繋いできました。

 

今制作中の「桜並木(仮題)」は、私の樹木キルトの集大成になります。
※2020年の20周年個展で発表した「町家キルトの華」は町家キルトの集大成です。

 

 

町家キルトも、樹木キルトも、第1作目(処女作)はデザインや縫製が頭の中に降るように浮かんできて形にしました。
そして自分の第1作をお手本にして、2作目以降、更に工夫を凝らしながら【創り】続けてきました。

 

私はずっと、頭の中にあるものを0から【創る】という作業をしています。

 

作家の立場での個展で、私の作品をご覧になり、町家キルトに魅力を感じた方が教室に入会されます。

そしてその町家キルトの「作り方」を習いたい方に、町家キルトの見本を見せて「作る」という事を指導します。

生徒さんは教室で「作る」努力をして作品を増やし、スキルアップしていきます。

そしてカリキュラム最終作品で【創る】というところまで導いていくのが、私の教室での指導者としての仕事(役目)です。

 

 

作れても創れない….」

 

町家キルト教室の生徒さんだけではなく、一般のキルト教室や物づくり教室の生徒さんも、苦労されるのはこの点だと思います。

 

 

 

「創る」と「作る」は全く違います。

 

教室で指導している時、「創る」と「作る」のはざまで悩むことがあります。

 

自分の中からあふれ出る創作の感覚が分かる人や、私と同じような経験をしてきた人と出逢ったことが無いので、誰ともその点を語り合えないのが寂しいです。

この感覚を理解し合える人と出逢えた時、私はいろんなことから解放されるでしょう。